【ハウルの動く城】荒地の魔女が年をとってしまったのはなぜか

ジブリ

スタジオジブリで大人気作品「ハウルの動く城」で、荒地の魔女がおばあちゃんになってしまった
理由
を解明します。

スタジオジブリの登場人物は、個性豊かなキャラクターが多く非常に愛らしいですよね。

今回はその中でも、ソフィーがハウルと出会うことになったきっかけを作った荒地の魔女
焦点を当てていきたいと思います。

物語の前半と後半で大きく印象が変わってしまったこの方に、疑問を抱いた人も多いのではないでしょうか。

なぜこんなにも変わってしまったのか一緒に解明していきましょう!

そもそも荒地の魔女って?

荒地の魔女は、50年前に悪魔と契約を結び、強靭な魔と若さと美しさを手に入れました。
物語の冒頭でソフィーにかけた魔法も大変強いもので、かけた後で彼女が言った「その呪いは人には話せないからね」の言葉通り、ソフィーが自身にかけられた魔法について話そうとすると言葉がつっかえて何も話せなくなるというシーンがありました。

悪魔と契約を結んだことで、サリマン(王室付き魔法使い)によって王室から追放されていましたが、
物語り中盤にサリマンから呼び出され、50年ぶりに王室に出向きます。

50年ぶりの王室 

前述した通り、サリマンに呼び出され50年ぶりに王室に出向いた荒地の魔女。
この際、「あたしはね、ここを追い出されてから、50年もね、荒地でこの日が来るのを、
ずぅうっと、待ってたんだよ」
という台詞を残しています。
王室から追放されたこと、またその実行者のサリマンを強く妬んでいることがわかります。

王室に入る階段には、魔法を弾く魔法(ことわざみたいですね笑)がかけられているため、
普段は手下のゴム人間が運ぶ神輿で移動する荒地の魔女も、この時は自身の足で登らざるを得ませんでした。

画像にある通り、階段を登り切る頃には疲れ果てドロドロの状態となりましたがなんとか到着。
いよいよ王室の中に入ります。

魔力を奪われおばあちゃんに

階段を自力で登り切った荒地の魔女はくたくたで疲れ果てていました。
そんな時に見えたのは部屋の中央の椅子。一席のみ。
「ああ・・・椅子・・あたしんだよ!」と無我夢中で椅子に駆け寄り、どっかりと座ります。
この際ソフィーは別室へ。

やっと座れたと安堵した荒地の魔女ですが、なんとこれはサリマンの罠だったのです。
それまで消えていた部屋中のライトが一斉に点けられると、徐々に人型の影のようなものが
荒地の魔女を取り囲みます。
ゆらゆらと踊っているようにも見えますね。

次のシーンでソフィーがサリマンとハウルについて話していると、サリマンの小姓(こしょう)によって荒地の魔女が部屋に連れて来られます。
なんとこの時、荒地の魔女はおばあちゃんとなっており、先程までの姿は見る影も無くなっていました。

サリマンによって魔力を失われた荒地の魔女。悪魔との契約を強制的に切られたため、魔力によって保たれていた若さや美しさもなくなり、見た目も本来の年齢通りとなったわけです。

サリマンが荒地の魔女に対して「その人も昔は、とても素晴らしい魔法使いでした。
悪魔と取引をして、長い間に身も心も食い尽くされてしまったのです。」と言っていたため、
作中には出てきませんが、荒地の魔女も良い魔法使いの時期があったということですね。

その後

サリマンに魔力を失われ、本来の年齢の見た目となってしまった荒地の魔女ですが、
ソフィーとハウルが王室から逃げ出す時に一緒について来てしまいます。

お城で一緒に暮らすことになった荒地の魔女ですが、ソフィーから食事の介助を受けながら、カルシファーを見て「きれいな火だねえ」と嬉しそうな様子が見れます。

その後も色々ありますが、エンディングでマルクルとヒンが遊んでいる庭を見ながら、カルシファーの側に座ってる荒地の魔女が見れました。平和な毎日という感じでなんだか安心しますね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

強靭な魔力と若さと美しさを持っていた荒地の魔女ですが、サリマンによって悪魔との契約を切られ
魔力を失い、本来の年齢通りとなった荒地の魔女。

物語の前半と後半で印象が大きく変わってしまいましたが、そこにはこんな理由があったのですね。
最終的にはとっても可愛いおばあちゃんになって、とても愛しいキャラクターです。

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