スタジオジブリ作品の興行収入ランキングで、第1位の「千と千尋の神隠し」、こちらは神様が来る「油屋」での人間の女の子の成長模様がストーリーとなっています。
たくさんの神様が登場しますが、どれも興味深い見た目や名前をしています。
今回はその中でもとりわけ目をひく、ヒヨコの姿の神様について調べてみました。
愛くるしい見た目から好きな人も多いのではないでしょうか。
それでは早速見ていきましょう!
そもそも黄色いヒヨコの神様とは?
こちらの写真を見て、「ああ〜!」となった方も多いのではないでしょうか。
みんなで一緒にお風呂に入っているシーンがとっても印象的ですよね。
こちらの神様、正しいお名前を「オオトリ様」と言います。
見た目はヒヨコなのに、オオトリ?少し不思議な感じがしますね。
「オオトリ様」の正体と名前の由来
オオトリ様の正体ですが、こちら劇場パンフレットのキャラクター紹介にて、「ヒヨコの神様。食べられてしまったヒヨコの神様だという説もある。」と記載されています。
つまりヒヨコから大きくなることができなかったり、孵化することなく殻の中で亡くなってしまったヒヨコたちが神様になったという少し切ない設定があります。
「オオトリ様」という名前も、大きくなる前に死んでしまった鳥たちにという意味が込められているかもしれません。
「オオトリ様」登場シーン
お風呂のシーンが代表的な「オオトリ様」ですが、その他にも登場シーンがありました。
①千尋が息を止めてハクと一緒に橋を渡るシーン
人間とバレないように必死で息を止めて橋を渡る千尋の後ろにオオトリ様がいるのがわかります。この時の「オオトリ様は」頭に葉っぱを乗せていてとても可愛いです。また、千尋達と比べると体が大きいことが見てとれます。
②千尋がリンと一緒に湯婆婆のいる油屋の最上階を目指すシーン
こちらのシーンのメインは千尋と凛とおしら様になりますが、建物の最上階を目指すシーンの中に、「オオトリ様」が宴会を楽しんでいる様子が見られます。
③千尋が川の神様であるオクサレ様を見事にもてなしたシーン
オクサレ様に溜められていたゴミを引き出すのに従業員が力を合わせてロープを引っ張るのに合わせて、神様達が応援をするシーンですね。見事やりきり、オクサレ様が満足して帰られた後、その場にいる全員が「ヤンヤー」と喜びました。「オオトリ様」が扇子を振りながら嬉しそうに舞っている様子も見られます。
まとめ
可愛い見た目とは裏腹に、亡くなってしまったヒヨコが基となっているという少し切ない設定の「オオトリ様」ですが、物語の中では楽しそうな様子が垣間見え胸を打たれます。
実はこの「オオトリ様」、「千と千尋」だけでなく「崖の上のポニョ」にもカメオ出演しているんです。こちらには神様としてではなく人形として登場しています。
興味がある方はぜひこちらも探してみてください。
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